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Droidcon Boston 2018に登壇者として参加した

3/26(月)、3/27(火)の2日間、ボストンにてDroidcon Boston 2018というAndroidエンジニアのカンファレンスがあり、登壇者として参加してきました。

  • 3キーノートスピーチ
  • 24セッション
  • 6ライトニングトーク
  • 5ワークショップ

がありました。

自分が発表した内容は、まとめの内容や細かい変更を除いて、着地ほとんどDroidKaigiにて発表した内容と同じものでした。スライドはこちらです。

TL;DR

ざっくりと本記事の内容を箇条書きでまとめています。

  • 初めての海外カンファレンスでの登壇は難しかったし反省もあるけどそれ以上にみんな親切だしまた行きたいと思えた
  • 発表を聞いている際、誰もTwitterみたり書いたりしていない・発表後めちゃめちゃ質問する
  • 海外の方々は素敵な、喜びあふれる言葉をまんべんなく使って本気で褒めてくれる

他人に質問して答えてもらったこと・聞いた話

  • MVVM, MVPなどが主流
  • FlutterはまだHello Worldしたけどー程度の人が多かった
  • MVIに興味がある人が増えている印象(個人の感想)

以降では、CFPを出すまでのきっかけ、だしたあと出発、そして登壇までの流れを時系列にまとめています。後はカンファレンスを通して感じたことなどをつらつらと書いています。

🔦きっかけ

AndroidStudyGroup/conferences

AndroidStudyGroup/conferencesのレポジトリには、世界中のAndroidに関するカンファレンス情報が一覧化されて掲載されています。DroidKaigiのCFPを出して少し経った頃、この一覧をふと眺めていた時にDroidcon Bostonを見つけました。

もともと「海外カンファレンスで登壇してみたい」という思いはありつつも、「きっと倍率は高いし通らないだろうなぁ」という気持ちしかありませんでした。

が、DroidKaigiでは、Fluxについて英語で発表する予定でしたので、ダメ元で同じCFPで応募してみよう、という流れでCFPを出しました。

⏰待っていても何も来ない連絡

案の定、カンファレンスの運営の方から特に何も連絡がこなかったときは「やはりダメだったか」と思いました。しかし、いくら待っても運営からは何の連絡もありません。自分のCFPが採択されなかった場合も、そのうち連絡が来るだろうと思っていたので、待っていても何も連絡がこないので「おや?」という気持ちになり始めました。

🐦来ないなら自分から突っついてみる

「おや?」「もしかして、何らかの理由で自分のCFPが閲覧されていないのでは?」という気持ちを払拭するために、カンファレンス側に連絡をしてみることにしました。カンファレンスのウェブサイトにお問い合わせフォームがあったのでそこから問い合わせをしてみました。

2営業日ほど経っても連絡が来なかったので、今度はOrganizerの方にTwitterで個別で連絡してみることにしました。カンファレンスのウェブサイトにはOrganizerやVolunteerの方々の情報が掲載されていたので、ダメ元で連絡。

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個別に連絡した結果、以下の内容のような返事をもらうことができました:

「もう発表しようと思っている内容の少し詳細を教えてくれる? 発表内容の詳細を理解した上で採択するかどうかを改めて考えたい。」

検討してくれるらしい。

そして、登壇したら話そうと思っている発表内容についてや自分なりの思いをぶつけて、最終的には採択されることになりました。

🎒準備

採択された後は、渡米の準備を少しずつ行っていきました。下記にざっと記載します。

  • 飛行機の予約(Expediaでゆるく調べ、直行便を選びました)
  • ESTAの取得(前回取得済みのESTAがまだ有効だったため、今回は不要でした)
  • Airbnbの予約(初めてのAirbnb。結構楽しみでした)
  • そのほか現地の情報について調べる

また、この準備期間中にDroidcon BostonのOrganizerの方からDroidcon BostonのSlackチームへの招待があり、Slack上で他のSpeakerの方々とお互い自己紹介しあったりしました。

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運営の方々もこのSlackを使って連絡し合ったり準備をすすめていて、カンファレンス開催のギリギリまでウェブサイトの情報更新だったり、「Wifiが今のままだとキャパオーバーしそうだ、どうしよう!?」「録画って今の準備で問題ないよね? もう少しボランティアの人増やす!?」みたいな慌ただしい報告が飛び交っていて、カンファレンス運営というのは本当に大変なことなのだなと感じました。(DroidKaigiの皆様改めてありがとうございました!今も動画の確認やアップロード作業お疲れ様です。m(__)m)

一方で、「Tシャツ届いたよー!! YEAH! AWESOME!!」という報告だったりカンファレンス前日は「Speaker Partyやるよー!!」という盛り上がる内容のメッセージもたくさんありそのたびにスピーカーや運営の方々がリアクションを飛ばし合っていて、リアルタイムでカンファレンスが構築されていく様を目の当たりにできて、気分が高揚してきていました。

✈️出発

いよいよ日本から出発。と言っても、1日早めに出発をし、まずは観光目的で日本→ニューヨークの飛行機でニューヨークへ行きました。友人宅にお邪魔をさせてもらい、観光をしました。

その後、Amtrackという新幹線のようなものに乗って3-4時間ほどかけて、ニューヨーク→ボストンへと移動しました。

ボストンのホテルに着いたその日に、Speaker Partyに参加しました。

Speaker Party

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Speaker Partyには登壇者、Organizer、Co-Organizerの方々、そして運営ボランティアの方々が参加しました。

日本人の登壇者は自分だけだったため、Speaker Partyではぼっちになるかもととっても不安でした。が、一人のボランティアの方がすぐに声をかけてくれて、その人がまた別の人を呼んできてくれて、と、すぐに数名の方々と喋ることができ、最後までいろいろな人とコミュニケーションすることができました。

運営ボランティアの方々はやはり現地の方が多いようで、Speaker Partyで喋った方のほとんどの方が現地ボストンに住んでいました。(住みたいなぁ、ボストン。)

me: Flutterって流行っている?

ボストンエンジニア: Hello World!くらいは書いたけど、それ以上はやれていないな〜

me: 日本だと転職するとエンジニアの給与が上がりやすい傾向にあるのだけど、海外でも同じ?それが理由で転職するということってよくある?

ボストンエンジニア: みんながみんな、というわけではないけど、一定数いるのはたしかだね。

というような会話もしてきました。以外とアメリカだからこう、というはっきりとした違いがあるのではないのかも、と感じました。

カンファレンス

会場

会場は、The Calderwood Pavilion at the Boston Center for the Artsという、普段は芸術舞台に使われている、趣のあるような場所でした。

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セッション

いずれセッション動画が公開されると思いますが、個人的には下記のセッションをききました:

  • Tips for Library development(Keynote)
  • Design + Develop + Test(Keynote)
  • Common Poor Coding Patterns and How to avoid Them - Pinterest
  • Why MVI? - Fueled
  • Optimization Strategies at Instagram - Instagram

個々のセッションを振り返ることはしませんが、個人的にはKeynoteはエモいものが多く(iOSと同じデザインにしてくれ!と言われたらどうする?という話など)、 あとはMVP+Event busの既存プロジェクトにてデータの不整合などが発生し状態管理がうまくいっていないことがわかった。ここからどのように改善したか、もしくはどのようにこれを防ぐように改善したか、という話、またはMVIに関する話もありました。

MVIについての発表はDroidKaigiでも発表がありましたが、Droidcon Bostonにおいてもオーディエンスの数が多く、認知度が高くなっていて気になる人も増えてきているアーキテクチャなのだな、という印象でした。

とはいえ、MVIの発表後数名に話を聞いたところによると、現状としてはMVVMやMVPが主流である印象でした。

気づき

ここでは海外カンファレンスで登壇してみて、海外カンファレンスそのものやアメリカの文化とも言える部分について、気付いたことをいくつか、つらつらと書きます。

能動的オーディエンス

まず、海外カンファレンスでは殆どの人はスマートフォンやMacを開いたり、見ていたりしません。殆どの人が登壇者の目を見て話を聞いている印象でした。これはもしかしたらカンファレンスの規模にもよるかもしれませんが、明らかにスピーカーの目を見て聞いている人が日本のカンファレンスとくらべて多かったことは確かだと思います。

そして、Q&Aの時間では、必ず一人は質問をします。だいたい2−3人は質問していました。これももしかしたら、規模が小さいからだったのかもしれませんが、それでも多くの方が、時には鋭い質問をしていて、しっかりと聞いているなと思ったことと、決して自分の疑問は質問するに値しない、とは思ったりしていないと感じました。そして実際に、多くの質問が参考になる、自分も質問したいなと思っていた内容でした。

オーディエンスの登壇者に対する姿勢や質問をみんながどんどんしていくあの感じというのは、日本ではなかなかないものだと感じました。

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素敵な言葉をまんべんなく使い尽くす

先程オーディエンスの方は時には鋭い質問をする、と書きましたが、とはいえQ&Aセッションが終わると、ものすごく褒めてくれます。

You are awesome!(君は最高!)

You are more than awesome!(君は最高以上!)

You changed my life!(君は僕の人生を変えてくれた!)

など、日本語では恥ずかしくて言えなそうなことでも、沢山の人が声をかけて本気で伝えてくれます。これは自分が日本人で、遠くからわざわざ来てくれたから、という気持ちもあったのかもしれませんが、他の登壇者の方々にももちろん同じようなかたちで伝えている方が多くいたため、僕だけではないはず。笑

こんな素敵な言葉を浴びせられたら、誰でも嬉しいです。ぼくもかなり嬉しかったです。お世辞でも嬉しい。

また最後には下記のようなカードをいただきました:

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まとめ

初めての海外カンファレンスでの登壇でしたが、想像以上に楽しかったしみんな優しくて最高でした。ここらへんは個人の印象ですが、Droidcon BostonはDroidcon NYCなどのより大きいカンファレンスとくらべて特にアットホーム感があり運営者との距離も近かったかもと思います。

英語での登壇はいつも反省だらけでもちろん今回ももっとうまくやれれば、、と反省し始めればキリがないですが、実際に質問したり話すことが上達への一番の近道いだと信じて改めて精進していきたいと思います。できればみんなで一緒にワイワイ精進できたら最高だなー何かいい方法ないかなーともんもんと考えていますが、こればっかりは場数を踏むのが一番良いのかな、とも思っていて何とも言えない感じです。

以上です!